近畿日本鉄道志摩旧線を訪ねて
 地区:三重県鳥羽市 区間:鳥羽〜真珠港 軌間:1067→1435mm 動力:電気

廃止鉄道ノート東海  減速進行1929(昭和4)年 7月、志摩電気鉄道により鳥羽〜真珠港間が開業され、その後1944(昭和19)年 2月に三重交通と合併、さらに1964(昭和39)年 2月に鉄道部門が分離し三重電気鉄道の一路線となった。
1965(昭和40)年 4月近畿日本鉄道に吸収合併、さらに大阪万博の年に改軌・昇圧が実施され、大阪・名古屋から標準軌車両が賢島まで直通運転を開始した。改軌に際し数十ヶ所で路線改良が行なわれ、特に鳥羽付近では線路付け替えを伴い従来の急カーブは大幅に改善された。改軌後、さらに2ヶ所で線路の付け替え工事が実施され、複線化を含む改良工事は今後も続くと予想される。
なお、賢島〜真珠港間はすでに廃止されているが廃止日不明。


 路線図

* 地図上にマウスポインターを置くと旧路線を表示

 廃線跡現況

A 鳥羽駅跡。(A参照)


左から、近鉄、国鉄の順で、中央の空き地が旧志摩線鳥羽駅跡。
この後、鳥羽駅付近は見違えるように整備され、一大観光拠点となった。
71年

鳥羽中之郷間にあった中之郷車庫。(B参照)


廃線跡に転がるのは狭軌時代の車輪か。
B
71年

C 鳥羽中之郷間。(C参照)


旧線の横を通り過ぎる近鉄特急。
71年

鳥羽中之郷間。(D参照)


旧線との分岐付近を通過する普通列車。
D
71年

E 鳥羽中之郷間。(E参照)

左側の旧鳥羽水族館をかすめ、中央の橋をのんびり志摩電気鉄道が走っていた。

水族館はこの後場所を移転し、ラッコフィーバーをもたらした。
71年

白木五知間。(F参照)


改軌後の付け替え跡には、今にも列車が走ってきそうな雰囲気が漂う。
F
96年7月

G 穴川(G参照)。後方の新線を特急が通過する。


標準軌では非常に珍しい、レールが放置されたままの廃止跡。
96年7月

賢島駅。(H参照)

この駅にも変遷がある。開業時はこちらが正面で地上部にホームがあった。改軌後、後方に特急用として高架のホームが追加されたものの、普通列車は相変わらず従来のホームから発着していた。

現在は地上ホームは廃止され、後方のホームに統一されている。
H
96年7月

I 賢島真珠港間。(I参照)

この区間は貨物専用で、改軌も実施された様だが詳細は不明。この先の港まで延びていた。

不思議なのは、2001年のカーナビ(アゼスト)がこの区間の路線を表示することだ。もちろん、交差する道路との踏切も存在するものとして描かれている。ナビメーカーによっても異なるのだろうが、廃線を趣味とするものにとっては思わぬ助っ人出現だ。
96年7月

 参考資料


 参考地形図

1/50000  鳥羽    波切  
1/25000  鳥羽 [S34二修]  磯部 [S42改測]  浜島 [S42改測]

 参考web


 
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最終更新2014-10/14  無断転載禁止 Copyright (C) 2000 pyoco3 All Rights Reserved.