姫路市営モノレールを訪ねて

廃止鉄道ノート関西  減速進行

 地区:兵庫県姫路市 区間:姫路市内 軌間:モノレール 動力:電気

バスではやや力不足、鉄道では採算が合わない、そんな中量輸送に適した新交通機関が模索され、現在はゴムタイヤ案内軌条式のシステムが幅をきかせる中、方式の異なる姫路モノレールはその先駆的な役割を担って開業した。
かなり革新的な取組みであったが、いかんせん開業区間が短く、本来の能力を発揮することもなく廃止されてしまった。


 路線図  略史

昭和 41 (1966) - 5/ 17 姫路市営モノレール 開業
49 (1974) - 4/ 11      〃 休止
54 (1979) -      〃 廃止
* 地図上にマウスポインターを置くと姫路モノレールを表示

 廃線跡現況

A JRの駅前にあった姫路(A参照)はきれいに消えている。



西へ向う軌道は細切れ状態で部分的に残され、その軌道跡直下には民家、商店などが軒を並べている。
02年4月
数百メートル進むと、同じく姫路駅前から路線を延す山陽電鉄線をオーバークロス(B参照)する。
交差部は軌道が外されているものの、その前後は当時の桁がそのままの姿を曝している。


軌道の撤去に多額の費用を要するため、危険のない場所は放置されているらしい。
B
02年4月
C 大将軍(C参照)は駅ビル一体の構造で新交通機関と街づくりが融合した斬新な計画だったが、残念ながら予想通りには事が運ばず開業2年足らずで駅は休止されている。

駅ビルは当時のまま残り、マンションとビジネスホテルに利用されているので探索時の宿泊に利用するのも一興かもしれない。


この先の軌道もかなりの割合で残されている。
02年4月
西に向っていた路線跡は左に大きくカーブを切ると船場川に沿って延び、山陽新幹線ではその下、そして山陽本線はその上と連続で交差する(D参照)


新幹線の開業が昭和47年、モノレールの休止が49年、両者の顔合せはほんの短い期間だった。また在来線もその後、姫路駅を中心とした連続立体化工事が施されている。
D
02年4月
E 「鳥居でもないし、う〜ん、これは何かな。」
観光客が目にしたら、この構造物(E参照)を一体なんと理解するのだろう。



ここで船場川を越える。
02年4月
姫路といえば駅の北に位置する姫路城が有名だが、標高50mほどの手柄山にも市民が利用する各種施設が建造され、ここにモノレールの終点手柄山(F参照)が設けられた。

締切られているが、建物中央のトンネルポータル状の個所がモノレールの進入口。反対側には引揚げ線、側線へのポイント等も設置されていた。
一時は建物内への立ち入りも禁止されていたが、今はきれいに整備された上で一般公開されている。
F
02年4月

 参考資料


 参考地形図

1/50000  姫路
1/25000  姫路南部 [S47修正]

 参考web


 
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