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転勤のため郷里坂出を離れて東京生活50年,琴参には懐かしい思い出である。昔の町名「梅園町」の生家のすぐ裏を琴参が走っていた。裏庭の板塀から手を伸ばせば,電車に触れそうな距離で,父親が植えた夾竹桃が電車の通過後とに激しく揺れていた。裏木戸があったが,危険なため開くことは父から固く禁じられていた。秋田犬の飼い犬がこの電車に前足を片方を引かれて無くしていた。色が白いため「白」と名付けて小学生の私になつき200mほど離れた小学校の近くまで,毎日3本足で体を揺らしながら迎えにきてくれたのも,懐かしい思い出である。こう思い出すと,瞼が緩む遠い思い出である。