1/2.5万地形図で確認しましたが、鉄道開業後の昭和8年版で当時の校舎は吉田市民センター入口交差点南東角に描かれ、鉄道路線とは細道を挟んでかなり距離を置いています。鉄道廃止後の15年版では細道の東側に建屋が追加されています。現在地の西端です。これは1946年の空中写真でも確認が取れます。ただ区画の中に鉄道用地は含まれません。現在の敷地はのちに拡張され、徐々に東に移動した結果と考えられます。当然ですが、校内に後から鉄道を通すことは危険ですから許可が下りるとも思えません。以上の観点から、沿革に記された「現在地」は西側の旧地を含めたかなり大雑把な範囲を示すと考えます。