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両筑鉄道 やすかわ 2022/05/04,23:24 No.254
秋月から甘木までの全ての軌道(きど)と祖父は方言で言っていましたが令和になり思い出されます。
少し当時の思い出を書きます。長谷山にありました製麺所の先の小高い地点に秋月駅が有った様で当時の軌道跡は農道で傾斜のある坂で左の山に火葬場があり田んぼの中を小石原川の鉄橋まで下っていたようです。その後小石原川対岸は当時は千手地区で夫婦石地区とは別でした。田んぼより一段高く軌道の土手が盛り上がっていました。そこには道もなく田んぼへの畔しかなく軌道跡を通って友達は小学校へ千手橋から更にしたの安川小学校前の橋を渡り通っておりました。安川小学校前の橋までは現在の国道の様に秋月方面から見ると緩やかな左カーブになり傾斜の付いた下りの坂で安川小学校前の橋の袂付近で小高くなっていました。それから先は小石原川沿いに左側は岩盤の山を見ながら砕石所ギリギリの軌道が安川橋まで続いておりました。昔、甘木のインテリア工業の裏手当たりに蚕工場がありそこで昭和初期に働く女工さんの通勤等に秋月からの交通手段に使われていたそうです。
甘木町から秋月に向けては勾配があり雨の日には転輪が滑り砂を巻き抵抗を付けて数人で押して坂道を上ったとも話しておりました。また馬鹿な話ですが祖父が話してくれた狐が人間に化けて軌道(きど)に乗って来るとそして木の葉を化かして紙幣にして乗って来た等、昭和30年代の古き話を思い出しました。


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